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G.B.K。BAND. The JumBle Box →https://youtube.com/channel/UCiqDmFuYSm26YqTzUrc3L4Q


※当店はFacebookページ.その他全てのSNSを一切使用しておりません。公式なものはこちらのホームページのみですのでどうぞ誤解のないようお願い致します。

営業日について♦


定休日 月、火


5月24日《日》貸切りの為14時~の営業となります。宜しくお願い致します。

2026年4月28日火曜日

I'm sure I'll remember it

Uploaded Image



春。ですね。

心地の良い日々が続いております。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
春と言えば出会い、そして別れ。
そんな刹那が連続する季節。
 
早いものでわたくしの長女も今年から高校生。
“アルバイトがしたい”
最近、そんなニュアンスの言動が目立ってきました。
 
そのむかし、当然私にもそんな時代がありました。
そう。なにを隠そう私も元“10代”なのです。
あの頃、アルバイトの面接を受ける度に書いていた “履歴書” あの書類の後半にある謎の項目 “自己PR” の欄を必ずこんな文言で埋めておりました。
 
“ヤル気だけは誰にも負けません”
 
そして私は、大半のアルバイト先を誰よりも早くドロップアウトしておりました。
 
つまり、
 
“ヤル気だけは誰にでも負けていたのである”
 
.....
 
よし、高橋くん。明日から来られるかな?
 
はい勿論!やる気だけは誰にも負けません!
 
失踪...
 
よし、高橋くん。いつから来れる?
 
はいいつからでも!やる気だけは誰にも!
 
はいまた失踪...
 
よし、高橋くん!今日、今からでも働いていくか?
 
はい勿論ンン!!なぜならやる気だけは.....
 
はいやっぱ失踪ぅ!...
 
あの頃、一体私はなにを根拠に
“ヤル気だけは誰にも負けません”
あんな事を謳っていたのだろう。
 
“ヤル気” 
 
この抽象的な単語をあんなにも易々と濫用していた人間を私以外に私は知らない。
 
新薬の治験モニターのアルバイトをした事があるのですが、その時に持参した履歴書にも同文言を記載して面接に挑んだこともあるし
(この場合、一体何に対するヤル気なのだろうか...)
 
予備校の講師のアルバイトにもなぜか履歴書を送りつけた記憶がある。
こればっかりはもはや行動原理全てが謎でありテロに近い行為であった。 
(なぜならば、わたくしはそもそも中卒であり“ヤル気”以前の問題であった。どちらかと言えば生徒側に立候補すべきだったのは周知の事実であっただろう)
 
と、そんなこんなであまりにも褒められた理由ではない理由ではあるが、“バカの一つ覚えヨロシク” 数だけは多くのアルバイトを経験する事になったのだ。
結果としてアルバイト先での出会い、そして別れ。その数についてだけは人一倍多くの経験値を獲得し、今に至るのである。
 
だが結論として、それにより私がなにを獲得したのか。答えは恐らく、ほぼ“皆無”である。
だがしかし、唯一獲得したモノがあるとするならば、やんわりとした、ふんわりとした儚げなわたあめの様な軽い記憶。それだけは頭の中をふわりふわりと不明瞭な思い出として泳ぎ続けているのである。
 
青春期によく耳にしていた、アルバイト先での確固たる友情や愛情、その他所謂 “絆” そんな言葉で括られている美しい代物は、私にとってはフィクションファンタジーに限りなく近く、とうとう巡り会う事は出来なかった。
 
しかし、そんなわたあめの様な危うい儚げな思い出達もそれはそれで悪くないのである。
それも引っ括め、“春” なのであると、、そんな事を思い出しながら今、今年も“春”を過ごしております。
皆様もたくさんの出会い、そして別れ、重く強固な思い出も、軽く儚い思い出も、なにもかも全て紡いでいきましょう。
 
 
それでは、楽しい春を。
 
さよーなら


。。。

2026年3月24日火曜日

A strange and interesting scene is spreading out nearby.

3月。
春です。

"お帰りになられた" で宜しいでしょうか?"

勿論、"冬"に対しての問いかけでございます。

毎年毎年、お行儀よく律儀にも必ずやってくる彼には本当に辟易しておりますが、どうにかこうにか今年も彼の行う理不尽なハラスメントに堪え忍ぶ事に成功したようです。

ここからです。
楽しい楽しい、暖かい気候がカムバックしてくれますね。

さて、日本では古来よりこんな言い伝えがあります。

"春になると変人が増える"
とても乱暴な言い伝えだな。とは思うのですが、"悲しいかな"なんとはなしに心当たりがあるのも事実ですね。

近所のコンビニエンスストア付近に踏み切りがあるのですが、その踏み切りの鉄の塊、所謂"レール"の部分を存分に使い反復横飛びを行う成人男性を見かける。

"うめぇぇんだよなぁぁああこれぇぇえぇ"
と産直市場でウットリとセロリに話しかけるアダルトチルドレンに遭遇。

サウナにて、隣に居合わせたご老人が急に、

おい、そこのぼっちゃん。
生きるのは難しい事だし、頑張り続けるのは辛いことだけどな。俺の"持論"で申し訳ないが年よりの戯言だと思って聞いてくれな。
俺は公務員として必死に働き続けて今になって気がついた事があるんだ。つまりな、

"人生は自転車のようなものなんだな。倒れないようにするには走り続けなきゃならねんだなぁぁあ"


えぇェ…いやそれアインシュタインの名言んんんンンン…。
(ついでに僕は間も無く40である。ぼっちゃんンンン?)



と、今月のみでここまでの "変な人達" に遭遇している。
春、聡明でうららかな気候、美しく色づき始める草花。その魅力は時に暴徒と化し、少しだけ人間を酔わせてしまうのかもしれません。

……………………………………………………

LAST EPISODE One...。 



Yahoo!オークションに出品し長らく動きのなかった僕のブーツが突然に売れた。
僕は嬉しかったのと、遂に去ってしまうのだな。と、そんな2つのデリケートな感情と共に、そのブーツを発送した。



そして...
その数日後の事



コツ、コツ、コツ。

おいこーた。ちょっとこんなん買っちまったわぁ。どうだ??悪くねぇよなぁ?

ある晴れた日、ニヤニヤと照れ隠しを半分含んだ顔で、親父が僕に近付いて来る。

足元には、

"僕が先日発送したブーツだ"…なんでだ





ようやく売却したと思ったブーツは、なぜか親父に託されていた。 
"父親から息子へと受け継がれていくモノ"
などのエピソードは美談としてよく耳にするのだが、
"息子から親父へのお下がり" そんな美談なぞは、
少なくとも僕は今までに聞いたことがない .....

………………………………………………………………

春、人を酔わし惑わす不思議な季節。
一番の変人はわりと身近にいるのかもしれません。




では、さよーなら。

2026年2月25日水曜日

Looking back makes me sad.

カツ、カツ、カツ。

お久しぶりです!

坊主頭に赤いカラーレンズの入った大きめのラウンドフレームのメガネ。
小柄ではあるがしっかりと盛り上がった両肩からは引き締まった腕が伸びる。
足は長いとは言えないが(むしろ超短い)ガッシリとした逞しい両足でしっかりと地面を掴み堂々と起立している。


2026年2月
久しぶりの再会だった。。。



帰ってきました!!!



僕がお店を初めたのは2012年頃で、当初は本当にお客様も少なく、"常連様" そんな喉から手のでる程掴みたかった存在は皆無。もはやそんな存在、都市伝説なのではないだろうか?そんなマインドで日々をやり過ごしていたあの頃。

そんな時、彼は突然現れ、そして突然に "常連様" そう呼ぶに相応しい初の存在になったのだ。


ボサボサに伸びきったヘアスタイルにぽっちゃりとしただらしのない身体。
オーバーサイズと呼ぶには優しすぎるぶっかぶっかのチェックシャツ。一切の色落ちの兆しがない濃紺のジーンズに"子どもちゃれんぢ"とプリントされた謎のスニーカー。

"コーヒーうまかったっすぅ。。
またきまっすぅぅ。"

独特のファッションに身を包み、独特の伸びのある特有の訛りを操りながら彼は毎日通うようになった。

当時僕は、なぜ彼が毎日ここに来るのか?
仕事は一体何をしているのか?仕事をしていないにせよ毎日ここに通うだけの所得はどうやって獲得しているのか? 当然、彼に対しそんな疑問を多少は抱いていた。

だが、そんな事を考えるよりもなによりも、毎日来てくれる"常連様"を見つけたのだ!"常連様"その存在は決して都市伝説なんかではなかったのだ!!
その嬉しさがどの感情よりも勝り、彼が一体何者なのか?
そんな事はどうだってよかったのだ。

"毎日来てくれるのであれば何者であってもいい"

そのくらいおざなりにとらえていたのかもしれない。



そんなある日、突然、彼は来なくなった。。。


パッタリと、
次の日も、次の週も、次の月も、次の年も……

こうして、今にして思えば彼は一体何者だったのだろうか。そんな疑問だけが残り約10年の月日が流れた。。



そして2026年2月、彼が目の前に現れたのである。
冒頭にも書いたが彼は坊主頭になっており肉体も筋骨隆々と言った様に見事な変貌を遂げている。

ファッションも"子どもちゃれんぢ"と書かれたあのスニーカーは既に足元から去り、あのホスト業界を席巻しもはや実業家に上り詰めた男、Rolandさんが好んで履きそうなめちゃくちゃに高い(恐らく9cmくらいある)ヒールのついた黒いブーツをオン。
そして、目元にはYOUR SONGで大ブレイクしたシンガーソングライター"エルトン・ジョン"が愛用していたモノにそっくりな赤いカラーレンズの入った大きめのラウンドフレームのメガネ。
相変わらずファッションの一貫性はなく、意味不明のバランスではあるがどう考えても10年前より"ミステリアス"にはなっている。

そして、一番驚いたのは彼の右手に持たれた"ソレ"であった。

彼が歩く度にカツ!カツ!カツ!と大きな音をたてるソレはなんと"杖"である。

しかも持ち手には"この世の全ての災いは私の仕業である"とでも言わんばかりに悪どい表情を浮かべたドクロがデカデカと取り付けてあり彼はそのドクロの頭頂部を掴む形でカツ!カツ!カツ!と杖を操っているのだ。

10年前も謎ではあった彼。

今現在、もっと謎である。



そして彼はコーヒーを飲み。





うまかったっすぅ。
またきまっすぅぅ。。。


昔と変わらぬ独特の訛りを操り去っていった。



一体彼は何者なのだろうか。。。



次回、彼にまた再会できた時には、必ず質問してみようと思う。



"仕事なにしてるの?てかどこから帰ってきたの?"



って。





さてさて、2月も後半に差し掛かりました。長い長い冬が終わり、もうすぐ春がやってきます。
残り僅か、コーヒーでも飲みながら、ゆるっと冬を乗り越えましょう。

では、さよーなら

2026年1月5日月曜日

dawn.

去年の暮れの事。
新年に向けて、断捨離を。

あれもこれもと、思い出の品々を全てリサイクルショップへ。
新年を迎えるにあたり、同じ思いの人々が非常に多かったようでリサイクルショップは大賑わい。よって、査定結果は1月2日へと持ち越し。

僕の思い出達よ。
お年玉目当てのテロリストチルドレン達に根こそぎとられた金銭を僕に返還したまえ。

……………………………………………………………………………

さてさて年も明け、2026年。
年始早々、思い出の査定額を受け取りにリサイクルショップへ

《大変お待たせ致しました、お客様がお持ちくださった商品の中でお値段つきました商品が2点となり、その他はお値段がつかなかったのでこちらで処分となりますが宜しかったでしょうか?》

え...ちなみに僕が持ち込んだ商品の点数は37点。
僕の思い出の品、35点は無価値だと言うのか..。
だが、ここでウダウダとごねるのは男として情けがない。

と、言うことで

年始らしくキリリとした表情で

"ええ。勿論です。年始早々査定していただきありがとうございます"

《ありがとうございます。それでは全てTotalした査定額がこちら、2円 となります。宜しければ下記にサインをし..........》

僕の思い出達は"円形の小さなアルミニウム2枚"に姿を変え、僕のもとへとご帰還なされた...。


.................................................................................



明けましておめでとうございます。
2026年。
1月7日《水》より営業開始とさせていただきます。

今年も何卒、ゆるーいコーヒーブレイクにお付き合いくださいませ。



Route 99 髙橋 幸大

2025年12月31日水曜日

THEE LASTT DAYY...

"宝くじ当たったらどうする?"

え、一等?俺ならどうするかなー。○億だろー!!まずは高級車買ってさー。旅行いきまくってさー...

おお!俺ならまずは家買っちゃおうかな?そしてみんなに死ぬほどうまいメシおごりまくってさーー!!
そしてそして...........

...........................................................................


12月。年末。
今年もまた、一年が終わろうとしております。

と、同時に、浮世離れにも程がある、そんな夢を恥じらいなく語り合う時でもあります。
語り合う内容と言えば勿論アレの事。

そう "年末ジャンボ宝くじ" について、だ。

冒頭にも記述したがこの季節には 老若問わず"男" と言う性別を持つすべてのヒューマンが同内容を恥ずかしげもなく麗々と語り合うモノなのだ。

年端も行かぬ若輩者であれば

○億円ーー??僕はねーー!!地球買っちゃう!!!
と、ハイスケールな買い物を夢想し。

少しずつ現実が見えてくる青年期の若者達は

○億円ー!?やっべーなおいおい!!とりあえず友達全員バリ島連れてって貸し切りパーティーっしょ!(パーティーの内容は不明)
んでついでにRANGE ROVER買うわ!(高ければなんでもよし) と乱暴に金をばら蒔く事を吹聴して楽しみ。

現実と言う残酷なステージド真ん中に座す 壮、中年期の紳士達は。

○億か。。

まずはローン完済だな。そして両親に世界一周旅行でもプレゼントして子供達の将来の為にしっかりと貯金か。だがそれでもまだ余裕があるから多少投資に回してもいいかな?さてさてどうしようかな? むむぅ...。
(ニヤリニヤリと恰かも本当に所有しているかの様な想像力を発揮する。
最も達の悪い時期なのがこの壮、中年期とも言えるかもしれない)

忙しなく怒涛の"人生"と言う荒波も終盤、様々なモノ、コトが過ぎ去りあとは晩年どう過ごそうか?そんな老年期のお祖父様達は

な、なな、ななな!!!ほぇぇああぁぁああ!!!
○億かぁぁ、、。おぉ、、、おぉお!!Earthじゃぁあ。。。
ワシはEarthを買うんじゃぁぁぁぁあ!!!!!

と、赤ちゃん返りを繰り出す始末。

結局、"男" この性別を持つ我々は皆、最初から最後まであまり思考は変わらず麗々と幼稚にこの世を揺蕩う存在なのかもしれません。

さて、例に漏れずわたくしもそのヒューマン達の一部である事は紛れもない事実であり、当然毎年その様な荒唐無稽なしようもない話しに参加している一人である。

いつかの年末の事、親父が突然に 
"おい、今年は当たるぞ。今まで苦労かけたな。何が欲しい?"
そんな言葉をかけてきた。

何をそんなアホな。

当然そう思ったのだが、それと同時に理由はわからないのだが、その時見せた親父の鬼気迫る表情に、一抹の緊張感と不思議な信頼感を得ていたのも事実である。



親父の謎の自信は何処から来たのか?
事の発端はこうだ。



親父の友人、知人も例に漏れずこの"年末ジャンボ"と言う名のノアの方舟に乗り込むcrew達ばかりなのだが、そのうちの1人が遂に見つけてしまったのだ。 

宝くじが必ず当たる"売り場"を。

その売り場は県内某所のスーパーマーケットの一角にポツねんと存在していた。
そこには、無口で愛想のない貧相なまでに痩せ細った叔父様がいる。

そして、彼から購入した宝くじは "必ず当たる" そう言われているのだった。

通常、巷で良く言われる"当たる売り場"の噂の中身には必ず "愛想の良い" "明るく朗らか" "な女性"
こんな三拍子が謳われている気がするが今回の話では全くの正反対、 "無愛想" "暗くてどんより" "ガリガリの貧相な男性" である。

だが、マスメディアが謳っている噂話など殆どがまやかしに過ぎないうえに、信憑性等どこにもない。 

それに引き替え、この噂はデジタル上にフワリと浮かびあがる頼りのないモノなんかではなく、リアルな"クチコミ"と言うヤツだ。
しかも、その知人の話では そこで購入した友人が1000万円を当て、本人もなんと100万円を叩き出しているらしいのだ。

親父曰く、その話は酒の席で渾身の話術(あくまでも本人談)を使い聞き出す事に成功。
そして今回、その売り場に直接出向きジャンボを購入。 その時にリアルに感じた"売り場の叔父様"の雰囲気は当人曰くどこか神がかったモノがあり、"あぁ、これは当たったわ" そう確信したのであった。

ざっとこんな話である

............................................................................

さて、当選発表当日、血走った目で新聞を見つめる親父。 

ドッドッドッド…!

親父の心音がこちらにも伝わってくる気がするほど親父の表情は強張り、固まっている。
と、同時に物凄い剣幕で 自分の右手の人差し指を使い、新聞の一画をなぞり、滑らせ始める。

むぅ、、

むうぅ、、

むむぅぅ。。?

へ ....?

親父の人差し指の動きが止まり、狂おしい程強張った表情のままゆっくりとこちら側へ顔をあげる。
僕と目が合うと《つーかすっげぇ表情...》首の動きは止まりこちらを凝視して《えぇ...つーかなにこの表情すっげぇぇ.....えぇ...》こう言った。



"うわぁぁあいビbィィe!!!"



少しメカニカルな音が混ざった不思議な奇声をあげ親父は消えていった。。



《無論、 外したのだった》

............................................................................

その年から毎年、年末になると僕と親父は激しく唸る心音のビートを聴くことになったのだった。
2025年現在、未だ僕らは、"当選" この2文字とは無縁のままだ……。





と、言うか実のところ僕は、クジすら買っていなかったのである。
若い頃は皆、様々な事にチャレンジし挫折、成功を繰り返す。その度に必ずセットとなるのが信じられないほどの緊張感である。

歳を取るとチャレンジとは無縁になり、緊張感とも疎遠になる。
それでも人間である以上、いくつになっても緊張感と対面する事は少なからずあり、完全に回避することは不可能である。

毎年、当選発表前の親父の強張った表情を見ていると、かつて彼が若者であった時代、その頃の蜃気楼の様なモノを見ることになる。
僕にとって実は、"当選"自体が目的なのではなく、親父の緊張感に溢れたあの様子を傍観する、それこそが真の目的なのだ。

さてさて、そろそろ当選発表。

少しずつ静かに、親父からビートが聴こえはじめました。

きっと今年も

"当たらないだろう"


............................................................................



2025年。
あっと言う間の一年間でした。

僕はこの1年間。なにをしていたんだろうか。
毎年毎年、特になんの力もつけずふわふわとゆるやかに日々を過ごし気がついたらあれ?もう1年がたつのか? と、驚く始末。

こんなんで良いのか?おれ?

毎年そう思います。

だけど、とてもとても楽しかったな。
そんな気持ちは胸の中にたくさん広がっていて、すごく暖かい気持ちで"イマ"を迎えられております。
なので、まあこんなんで良かったんだろう。
そう思うことにしております。

この気持ちは、お店に来てくださった皆様のおかげであることは間違いないでしょう。

こんな僕がぼんやりと商っている我がカフェ.Route99 に来てくれた皆様、今年も本当にありがとうございました。

また来年も楽しく、僕のぼんやりに付き合っていただければ幸いです。
それでは、皆様にとって楽しく健やかな1年であった事を願っております。



来年も何卒、宜しくお願い致します。

Route 99 髙橋 幸大

2025年11月30日日曜日

stranger than paradise

11月も下旬。
寒い。。さて、どうしたものか。

そうだ。アウター、上着、ジャンパー、外套。。様々な呼び名がある代物。"アレ"を買いに行こうじゃないか。

もう40も近いおじさんにもなると、恥ずかしい程ファッションなるものに興味が薄れてしまっていく。
その結果、大気圏ほど疎遠になってしまうある場所。 
全てのファッショニスタの承認欲求を優しく包み込むフィールド。 
そう "服屋さん" ですね。
て、わけで先日、"脱、否ファッショニスタ"の意思を掲げ、とあるショップにお邪魔することに。

...................................................................................



そのショップは所謂"セレクトショップ"と言われる形式のお店でなかなかにセンスもよく、
カジュアルでかわいらしいデザインのモノ、奇抜、奇天烈なデザインが面白いモノ、シンプルだが素材に拘り着心地など徹底されたモノ。
アウトドアや様々なシーンで活躍できるハイテクデザインのモノ。

バリエーション豊かなモノが所狭しと陳列された楽しいショップである。

その中でも今回、僕が探しているモノは寒さを最大限に凌げる"モノ"である。
そうなると(アウトドアや様々なシーンで活躍できるハイテクな商品)にあたるであろう。

早速それらしきコーナーの商品を物色しているとスラリとしたミディアムヘアのクールな店員さんが近づいてきた。

"気になるものがございましたら、ご試着も出来ますので、是非"
ハイセンスな上に、声をかけるタイミングまでもが絶妙。そんなクールな彼に僕は

これ、気になるのですが...と声をかける。

あぁ!それですか!是非是非!
僕も同じものを持っているんですよ!
いやー、嬉しいなー!これ、かっこいいですよね?
ささ、どうぞどうぞご試着なさってくださいー。

急に物凄く饒舌になった彼、あれ?クールは?
まあそれはさておき、僕のセンスと彼のセンスが合致していたのは嬉しい事である。

早速試着を..

むぅ..ムダのないブラックカラーのナイロン生地の内側にはなにかわからないが非常に軽量でいて暖かく包み込まれる素材が使われている。
うむ、悪くない。
買う…か。。。?
と、鏡に写し出された自分を気持ち悪いくらいに様々な角度から凝視していると...

シャーッ 
試着室のカーテンが開く 

おぉ!!かっこいいじゃないですかー!!いや、それまじで似合いますよ!?僕とオソロだしめちゃくちゃいいわーー!!

と、彼。

えぇ.... なんで開けたのぉ...?
てか、クールは??


と.思いつつも、

本当ですか?ありがとうございます。
と答える僕。

少しだけ考えてもいいですか?と問うと

もっちろんですよー!!ゆっくり悩んでくださいねー!安い買い物じゃないのでー!!

気を取り直し、店内をぐるりと見て回っているとまたも彼が現れる。

あれ?てか、もしかしてバイク乗るんですかー?
いや、バイクの鍵っぽいのがぶら下がってるなーと思ってー。。

バックパックに取り付けていたキーケースに目がいったのか。そんな言葉をかけてくる。

あ、はい乗りますよー。

もしかして!◯◯◯◯っすかーー??
メーカー名を問われたので

そうですよー。と、答えると

うっわぁ!!!まじぃぃ!!??俺もっす!!?めちゃくちゃにうれしぃぃひぃ!!!
この店入ってはじめてっすよーー!!なんなんこれ?奇跡っすよねぇー!?

………

正直、僕が乗っているバイクは珍しくもなんともないシロモノである。
それが更に、車種ではなくバイクメーカーと言う広いレンジで捉えられた場合は尚更で、もはや1日に数台くらいは見かけるだろ?と、こんな具合なものである。

よって、確実に"奇跡ではない"

だのに(あえてここは、"なのに"ではなく"だのに")
彼はまるで、前代未聞の奇跡を目の当たりにしているかの如く狂喜乱舞しているのだ。
つーかクールは??

だんだんに彼のテンションにアレルギーを感じ始めた僕は、早々にアウターを購入し、お店をあとにしよう。そう思った矢先.....



彼は僕にある提案を持ちかけた



あのー、、なんか今日おれ、最高に気分いいんで1つ提案していいすか??

え?なんですか?

そのアウター、もともと"お兄さんが着てきたモノ"なんてどうすかね?
おれはただ、偶然同じアウターを所有し、趣味も抜群に合う。そんなお兄さんとたまたま出会い仲良くお話しさせてもらった、それだけのただの店員、なんて。どうでしょうね?

はい??
え??なに言ってんの?
全く理解出来ない。そんな唖然としている僕に、彼は畳み掛けるように

わかりにくかったすか?
おれ、お兄さんみたいな人に売りたくないんすよ。

"あげたいっす"

ここまで共通点があったのもはじめてでこんなに気分がいいのもはじめてなんで。。
だから、持ってっていいっすよ。。



えぇ...?なに言ってんのこいつぅぅ...?
うっわこえぇぇ.....。

いや、普通に買わせてくれよぉぉ…
共通点なんてただの1つしかないじゃないか。しかもそのただ1つの共通点すら希薄すぎるだろう?
ついでに1人称が"僕"から"おれ"に降格してんのもやめてぇ.....。



え?いやいやいや、買いますよー!お気持ち嬉しいですけどね。ここはむしろ、気持ちよく購入させてくださいー!



いやいや無理っす。持ってってください。
そこ、レジ脇抜ければ問題ないんで。棚卸しの際に誤魔化せますから本当に。どうぞ、プレゼントっす。



いやいいから売ってぇえええぇ!!!?
なんなんこいつぅううぅ!!?きもっちわりぃぃぃ!!こええぇえぇえええぇぇえぇ...............!!!!!!!!...........



...................................................................................



不気味すぎる接客に辟易してしまった僕は、結局アウターを買えずにお店をあとにした....



...................................................................................



皆様、

"ファッションセンスが皆無なオッサンにはコレ"
そんなオススメアイテムがございましたら是非教えてくださいね。

さてさて、気がつけば明日から12月。
今年も残り僅かです。 後悔のないよう楽しく過ごしましょうね

ではさよならー

2025年10月28日火曜日

It's always humans who are wrong,.

...
本日未明、新聞配達中の男性がヒグマに襲われて大怪我をした。数日後に、ハンターが捕獲したところ、数年前の同町で人に危害を加えたクマと同じ個体だと判明。
××町、××警をはじめとする官民一体となった適正な対応だったにもかかわらず、××庁ヒグマ対策室などには200件以上の電話が殺到した。××××知事は、○月○日の会見で、次のように苦言を呈している...
.
..
...

こんにちは。
連日TVやネットニュースでは毎日のようにクマが、クマが、と大騒ぎ。皆様どうぞお気をつけてお過ごしくださいね。

..................................................................................

さてさて、10月も終盤。街路樹にも少しずつ赤や黄色と淡く色がつき始め秋も深まってまいりました。

暑かった気候も完全に勢いを失い、少しずつ冷え込みを感じ始める今日この頃。
そんな気候に対し、ほんの少し嫌悪感を抱いてしまっている僕とは裏腹に、暑さに対してとびきりの弱者の彼。先日まではすっかりのびあがっていた我が愛犬 "くりまる" は、みるみると元気を取り戻し、夏場にはどれだけぐいぐいっとリードを引っ張ってみても

"俺は行かない。そう。行かないと決めているんだ"

そんな鉄よりも強固な意思を感じる憂いの表情でこちらを睨みつけ、引っ張られている方向の逆方向へとギュイッと首を傾け踏ん張った姿勢で抵抗していた

のに、

最近では

"だっはー!!いきまっしょーーうっっか!!?"

と、ハイなテンションヨロシク、ぐいぐいっとリードを引っ張ってくる始末である。

先日、そんな彼と、山へと出掛けた。
その日は晴天で、気温もそこそこに温かく過ごしやすい秋晴れの1日であった。

少しだけ紅葉のはじまった森林の中は美しく、僕たちはとても気持ちの良い散歩を楽しんでいた

山の中腹辺りまで登ったところで突然、彼が
ビタッ!と背筋を伸ばし警戒したポーズで僕の前へとポジションを移す。

なんだ?どうした?

そう問いかけると彼は、僕の方を振り返り困っているようにも、少し悲しそうにも見えるなんとも刹那的な表情を僕に向けた。
それはまるで

"やれやれ、お手上げですわ。ご主人さんよぉ。だけど安心してくれ。必ずあんただけは守って見せるぜぇ"

そんな事を伝えているような、少し鬼気迫る表情にも見えた。

まさか、そうか。これは、、、
"クマ"か。。?

文頭にも書いているが、最近の世のトレンドは"クマ一色"と言っても過言ではないほど日々クマに関するエピソードを聞かぬ日はない。
それでもどこか未だ、僕の生活に置いてクマとの遭遇はSFの領域を出ず、他人事となっていたのは隠しようのない事実である。

だがしかし、可能性がゼロではない限り、"事" と言うのはいつどこで、誰に起きるのかはわからないのだ。

最悪の想像が頭の中を駆け巡る中、くりまるはズイ,ズイ。と林の奥の方へと凄まじい力を込め歩みを進め始める。

マズイ、行くなくりまる。その林の奥にいるのはきっとクマだ。彼に遭遇してしまっては命はない。ここはどうにか、退散だ

そんな言葉をかけながらリードをこちら側へと強く引っ張るがどこにそんな力が?と感じるほどの強い力で ぐいっ ぐいっ , と自らの身体を林の奥へと持っていこうとするくりまる。

ちくしょう!だめだ!!こっちへ来い!!

リードを更に力強くこちら側へ引っ張ったその瞬間、、
バチンっ!!!と跳ね上がるような音が辺りに鳴り響いた。
なんだ!?どうした!?一瞬何が起きたのかわからなかったが瞬時に現況は判明した。
そう。リードが切れてしまったのだ。

クイッとこちらを振り向いたくりまるの表情にはこんな文言が描かれていた


"へへへ、悪いな。ご主人さんよ。あんただけはここで死なせるわけには行かねえのさ!わかるだろ?大丈夫、運が良ければまた、あの世で会おうぜ!!!"

そのまま彼はタッタッタッタッタ!!!と、もの凄い勢いで林へと消えていった

クッソぉ!まずい!!なぜだ!?なぜそこまでする!? だが、彼はなにもわかっちゃいない。俺も同じ気持ちだと言うことを。
そう、おまえをここで死なせるわけには行かないのだぁ!!!

意を決した僕は、くりまるのあとを追い、死に物狂いでそのまま林へと特攻した。

無我夢中で林の中を駆けていると、少し開けたスペースにでた。
 
いた!くりまるだ!

なにをしている!ここは危険だ!!こっちへ来い!!!

くるり、と振り返った彼はなにかを咥えている。

なんだ?なにを咥えているんだ?

恐る恐る近づくと

ん?





"アメリカンドッグだ"

誰が捨てたのかはわからんがくりまるが咥えているアメリカンドッグとは別に、彼の足元には
4つのアメリカンドッグと未開封のツナマヨおにぎりが落ちていた。。。

勿論だが、





クマなんてどこにもいなかった。



恥ずかしさと惨めさとなんとも言えない気持ちが重なり合わさった僕は
ルンルンとした表情を浮かべた彼の口許から必要以上の力を込めアメリカンドッグを抜き去ったのであった。。。


.......................................................................



未だクマに関する報道が止むことはなさそうです。

本当は、彼等の居場所を奪っているのは我々です。
本当の害悪な存在なのは我々人類なのだろうなーなんて、そんなことは恐らく、たくさんの人が自覚している周知の事実ではありますが、その事実を知ったうえでもすまなかった。と言って殺されるわけにはいきません。
反省しつつも、クマへの用心を忘れずに、楽しくレジャーへお出かけしましょう。

それでは、また。