2022年4月13日水曜日

16 - 35

ご無沙汰しております。
はやいもので4月になりました、春もど真ん中で非常に心地の良い日々ですね。
人間である我々は勿論のこと、動植物も同じく上機嫌で日々を謳歌しているのではないでしょうか。

こんな日和の中に滞在しているとなんだか無性にテンションが上がってくるもので、先日、ちょっとした事を試みる事になりました...
これといった趣味や特技を全くもって有していない残念な僕ですが、そんな僕にも以前より、唯一これが私の趣味です。と真っ直ぐな瞳で言い放てる確固たるモノがあるのです
その趣味とは "散歩" こちらになります 

高校生活を早々に退いてしまった当時16歳の僕は途方もない自由と同時に途方もない虚無感を手に入れる事になります。
かつてない"複雑な自由"を手にしてしまった僕には"日々の予定や目的も殆どなく近所の小学生が購入していた井村屋の肉マンですら万引き未遂<肉マンのショーケースを連日睨み続けるだけ>をする程金もない。そんな状況にも関わらず、ムダなエネルギーと時間だけはフワフワと朧気ながら確実に存在し続けておりました。
もはやシンプルに"バカ"としか例えようがない当時の僕の唯一の捌け口、それが"散歩"だったのです。

あれから20年近くが経過した今も続いている大好きな事、"散歩"
最近は飼い犬<クリマル>との散歩が習慣になっていてついつい惰性で歩くのが常になっていました。
これではいけない、当時を思い出し当時の自分に習い、また自分のために歩こうではないか。
僕は地図を広げ<スマートフォンを開いただけ>当時の自分が住んでいた場所に目星をつけました。そしてそこから"今の自宅まで歩いて帰る"
かつて自分を構築してくれた場所から今の自分を構築している場所。このラインを今すぐに歩かなければいけない。そんな衝動に逆らえなくなった僕はすぐに行動にでました。

当時の住まいがあった場所。東仙台駅に降り立った僕は現在の僕が住む街、愛子へと1歩、また1歩と歩みを進めます。
当時の面影が残っている場所、全く別のモノに姿を変えた場所や建物。様々な景色を目に焼き付けモラトリアムに浸る僕は力強くまた一歩と歩みを進めるのです。

そして仙台駅前<愛子まではまだ3分の1くらいかな>に到着。

空を見上げ、両手でその空をつかむように僕は大きくノビをした。
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そこで僕は思った 

"いやだりぃ。ダメだ。足いてぇ"

そして





"電車乗っちゃお"



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また1つ胸を張ってこれが趣味です。と言えるものを無くしたわたくし。
皆様、だらしのないおっさんにもおすすめの楽しい事。是非そんなモノがあれば教えてください。

そんでもって最高に美味しいコーヒー豆達が大量に入荷してきました。丁寧に焙煎してご用意しておりますので是非お立ち寄りくださいねー(^-^)/
それではー