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G.B.K。BAND. The JumBle Box →https://youtube.com/channel/UCiqDmFuYSm26YqTzUrc3L4Q


※当店はFacebookページ.その他全てのSNSを一切使用しておりません。公式なものはこちらのホームページのみですのでどうぞ誤解のないようお願い致します。

営業日について♦


定休日 月、火


3月17日(日) 貸し切りの為14時~の通常営業となります。宜しくお願い致します。

2024年2月23日金曜日

That was in 19Q9

雪。
もう降らないかなーなんて。そんな希望を抱いていると容赦なく冬と言う存在は...。
自然と言うものはいつだって平等で、そして残酷ですね。

…………………………………………………………………………

"おーい!マウンテンバイク買ってもらったんだー!"

"うるっははははは!"と、独特の発声で笑う彼は、1999年の真冬の大地に力強く存在していた。

当時、マウンテンバイクなんてモノは僕らには夢のまた夢の代物で、仲の良かった友人全員が、漏れなく彼のそのモノに羨望の眼差しを送った。

"早速だけど、これ乗って松島まで行こーぜ!"

アホである。
当時我々が住んでいた北仙台学区~松島海岸までは約30キロ程の道のりで、暖かい節であれば問題ないのだがその頃2月の初旬、さらに大雪の最中であった。

だが彼は"マウンテンバイク"を手に入れたテンションをどうにも押さえきれず、上昇しきったアドレナリンヨロシク、僕らを強引に"誰も望まないサイクリング"に付き合わせたのだった。

彼以外(勿論僕も含め)の自転車は親、兄弟、もしくは姉妹のお下がりで、所謂"ママチャリ"と呼ばれる代物であった。
よって、そんなポテンシャルの低い代物では言わずもがな大雪の日のサイクリングなど絶体絶命である。

渋々と走り出した我々のテンションは、当然の如くみるみると下降していく。だが、彼のテンションは下降するどころかグングンと上昇していく一方であった。

"うるっははははは!八段変則だしタイヤも強いから全然つかれないんですけどぉオー!!!"



我々は正直、ムカついていた。
だってふつうにうざったかったから。
あと、"ははははは"の前に必ずくる"うるっ"の発声の意味がわからなかったから。

だがなぜかみな、彼の事が大好きだったのである。

なぜか

彼は心底 



"ついていなかった"のだ。

そしてその不運をエンターテインする天才でもあった。



"うるっははははは!八段変則!ギアチェンジ!!!"

その言葉を放った数秒後、彼は僕らの視界から消えた。

マウンテンバイクが持つポテンシャルを、過信しすぎたのだ。
ギアチェンジ後、勢いよく立ち漕ぎの姿勢に入った彼は、鈍く光る凍結した路面でタイヤを滑らせ、道路右脇に見えた恐ろしく長い階段をドカドカと落下していった。

納車されたマウンテンバイクは、見事初日に"廃車"となったのである。

自転車のみを大破させ、全くの無傷であった彼は、か細くなった僕らの神経を慰め、上昇していた彼のテンションとドン底にあった我々のテンションを華麗にエクスチェンジしてみせたのである



その後も彼は



死に物狂いで購入したPlayStation2(当時は入手困難でした)をバスに置き忘れ初日に紛失。

背伸びして買った、ロバートデニーロが名作"タクシードライバー"の劇中で着用していたタンカースジャケット(勿論レプリカ)を修学旅行中にロープウェイから落下させ紛失。(余談だがビックリするほど似合ってなかった)

19歳の若さでフィリピンパブの女性にハマったが、美人局であった為身ぐるみを剥がされ全てを紛失。

等々、例を出せばキリがない程の不運によるノンフィクションファンタジーを制作誕生させ、我々を退屈と言う名の日常から"エンターテインメント"の世界へと招待してくれたのである。
よって、結果的に少々のデリカシーのない発言等は気にもならなくなってしまうわけだ。

だから我々はずっと、彼の事が大好きだったのである。

……………………………………………………………………………

つい先日、本当に久しぶりに彼と顔を合わせた。

2月下旬にも関わらず、20℃近くまで気温が上昇した異質なその日。 彼は店にやってきた。



"よう!久しぶりだね。あれ?今日休みだったかな?"

お、本当に久しぶり。火曜日だからね、定休日なんだよ。 まあコーヒーくらいならあるよ

………………

"今年は本当に暖かいね。俺さ、去年スタッドレスタイヤを買ってね、ミシュランの結構イイヤツなんだけど、雪が全然降らないから勿体なかったなー。
だから今日、もうタイヤ交換してきちゃったよ。早すぎたかな?ははは。"

………………

そんな他愛もない会話を交わした後、彼はあっさりと去っていった。

大人になった彼は、洗練された顔つきになり話し方もどこか落ち着いたものになっていた。
そしてなにより、笑う際のあの独特の発声"うるっ"が消失していた。
それは僕に、とても好感のもてる印象を与えたと同時に、僅かなセンチメンタルを感じさせた。

時が立てば皆変わるものだ。 

と、少しノスタルジーを感じながらの翌日 



"今シーズン最大の大雪が降った"



見事だ。
彼は今でも

"心底ついていない男のままだったのである"

営業前、ヤケクソになりながら雪掻きをしていると



"うるっははははは!"



どこかでそんな声が聞こえた気がした。

時が立っても人は、そこまで変われないモノなのかもしれません

…………………………………………………………………



さてさて、スペシャルなコーヒー豆達が続々と入荷しております。で、更に、

個人的には最高に使いやすいドリッパー。Torchのドーナッツドリッパーも入荷しておりますので是非是非ご来店を
※ドーナッツドリッパーはホワイト。ブラック。各色揃っております。



それでは皆様、さよーなら

2024年1月4日木曜日

About is。。

2024年になったそうです。
はい、
あけましておめでとうございます。本年も何卒、宜しくお願いいたします。

年明けの瞬間、みなさまはどんな"状態"で2024年をお迎えしたでしょうか。

なぜか重要視されているあの"瞬間"
12月31日 11時59分59秒~ 1月1日 0時00分 に切り替わるあの時、我々は何をして過ごすのか。

1年間を秒換算すると31,536,000秒となるのですが、あの瞬間の1秒だけは31,536,000秒の中でもとにかく重みをもった一瞬なのだろうと、
そう感じてしまうのは、物心ついた頃から
"年明けのとき、なにしてたのー?" そんな質問をされ続けてきた気がするからである。

ちなみに僕は、パッと陽の目をみるような年明けの瞬間に立ち会えた事は一度もなく、毎年ぼんやりとなんとなく年明けを迎えてしまっている。

巷では

"仲間とワイワイ飲んでいたよ"

"活気のある神社で厳かに元朝参りをしていたよ"

"大好きなパートナーと年越しのカウントダウンイベントに参加していたんだ"

なんて、様々な"あの瞬間エピソード"が語られる中、全くそういったエピソードには疎遠だったわたくし(自分が陰気すぎるから)だが今年は、今年こそは。

"俺は楽しくあの瞬間にいたのさ"

と、誰かに"エピソードマウント"をとってみたい。と、そう思い意気込んでいたのだ。

そして2024年、年明けの"あの瞬間"
結果的に僕は一体なにをしていたのか?

それは

犬<くりまる>が腹を壊し彼のお気に入りの芝生までダッシュしていた
です。
彼がブツを落とし、苦悶の表情から爽やかな表情に変わっていく中、僕は頬を細かく痙攣させながら、2024年。スタートです。


……………………………………………………………………………


小さな頃、あれは小学校低学年の頃だったろうか。
お正月の初日、姉と僕とで祖父の家へ遊びに行きました。当然二人とも<お年玉>目当てでのご挨拶だったわけだが、愛想もよく何に対しても要領のいい姉は軽い挨拶と共にさらりと華麗に"お年玉"を手に入れた。
それとは裏腹に当時の僕ときたら興味のある事や欲しい物にもつい伏し目がちになってしまい毎度惨憺たる様で、

"さて、幸大もお年玉欲しいか?"

なんて、そう問われた僕は

"え、いいよ。姉ちゃんにもあげて大変だろうし僕はいらないよ"

"はっはっは。そうか?本当にいらないのか?"

"ん?いいってば。なんか悪いし"

"そうか。わかった"

"う、うん。"

僕の脳内では、その後もう一度 "いいから持っていきなさい" そんな台詞が来ることを予想していた。
そしてその時には、くねくねと遠慮しがちではあるが、ハニカミながらも最高の笑顔を作りだし

"ありがとう。それじゃいただきます"と
お年玉を受け取る段取りだったのだ。 
その後 "律儀な少年" と言う爺さんからのアセスメント的な"何か"+"現金"が手に入り、これで俺は最高の年始スタートが切れる。なんて計算していたのだが時既に遅し。
祖父からはその後、お年玉に関するワードは二度と発せられなかったのだ。

"今年も宜しくお願いします。それじゃいこうか"

姉が僕に声をかけた時、僕の中でなにかがハジケタ。





"ぅぅうおおおぉおおおぉお!じじいぃいいい!!お年玉よこせぇええぇえええぇええい!!!!"
そして俺は、爺さんに飛びかかっていったのだった。

その後の記憶はあまりないのですが、それから数年間、ジジイに会いにいけませんでした。

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なぜだろう。
用を済ませ、人の気持ちなんて知らん。と、爽やかな足取りで帰路につくくりまるの背中を見ていたらあの日の事を思い出しました。

これからの若い子達。
お年玉やお小遣い等は第一声目から素直にもらってしまいましょう。





さてさて、今年はゆっくりなスタート
1月11日<木>から営業開始となります。

改めまして本年も、Route99を宜しくお願いいたします。

高橋幸大

2023年12月31日日曜日

公園を左に曲がると外国です

12月も最終日
年の瀬です。 

"明けましておめでとうございます"

そんな乾いた台詞を呼応していたのももはや1年前。
あの台詞をまたも無心で多用する日々がやってまいります。

そうです。気がつけば今年も終了。

皆様、どのような1年間になりましたか。
皆様にとって健やかな、実りある1年間であったならば幸いです。

僕にとってはどんな1年間であっただろうか。来るべき2024年に向けて価値ある足跡を、僕は少しでも残せたのだろうか。

2023年も終わり。
そっと深呼吸をしながら、僕のこの1年間の生き様を振り返ってみようではないか。

………………………………………………

2023年 1月

とても寒かった今年のスタート。
まずはソバを食べて験担ぎ。年越しソバを食し上々のスタートを切る。

2023年 2月

寒気も最高潮の威力を発揮してくる中わたくしの生誕の月。好物のソバを食べて36歳を爽やかに迎える。

2023年 3月

冬の勢いも心なしか沈静化し少しずつ春の足音が。
だがまだまだ寒い。余韻の中コタツでミカンを食べる日々を継続する。たまにソバを食べる。
,
2023年 4月

暖かくなってきた。あれはいつの日だったろうか。関西の婦人服売場で購入した、なんとなくずっと捨てられずにいた23インチのスリムジーンズ。"ソレ"とさよならをする。(購入当初からひざ小僧までしか入らなかった。なぜ履けると思ったのか。そもそもなぜ婦人服を買ったのか。当時の心境をどうしても思い出せない)

2023年 5月

"ちいかわ"にハマッている家族の心境を理解できず混沌の日々を送る。自身は未だすみっコぐらしの"とんかつ"が好きな事に気がつく。

2023年 6月

すみっコぐらしの"とんかつ"に飽きる。なんか"ちいかわ"が気になりはじめる。
なんか鎧の人いいなーと思い始めたのはこの頃だろうか。

2023年 7月 

気がつくと娘達とちいかわランドにちょいちょいと通う様になる <当然、娘達のちいかわに対する思いで来店していたが自分自身の鎧さんへの思いが来店理由になっていたのもまた事実である>

2023年 8月

すっかり"ハチワレ"に心奪われる <と、同時に鎧さんに冷める>

2023年 9月

ハチワレの歌う "ヒトリゴツ" と言う曲が気になりはじめる。

2023年 10月 

"ヒトリゴツ" を弾き語りしている自分に気がつく。

2023年 11月

"ヒトリゴツ" を弾き語りしている自分が好きだ。

2023年 12月 



"今"である。



………………………………………………………



ソバ食ってジーパン捨てて娘達が夢中になるべき世界に闖入者としておっさんが没入

たったそれだけの1年間。



なにやってんのおれ



…………………………………………………………



でも、なんやかんやでとっても楽しい1年間でした。
皆様、今年も本当にありがとうございました。
うだうだとインターネット上でお礼を綴るのは得意ではありませんのでこの辺で。
皆様、また来年も元気なお顔を見せてください。

来年もまた、皆様の一休みの場所にでもなれたら、と、そんな事を思いながら楽しく営業していけたらと思いますので2024年もRoute99を、何卒宜しくお願いいたします。





ではまた来年
さよーなら





Route99 高橋 幸大

2023年11月29日水曜日

THE fooL

こんにちは。
さて、やってまいりました

"冬。来たりです"

いやアホか。暖冬だなんだって言ってますが
寒いもんは寒い とにかくやっぱ "さみい" この一択。

am6時
まずは起床 さみぃ
なんだか疲れが

am11時 
営業開始でエンジンもかかりはじめるか
いやさみぃ あ、無理。なんか疲れた

pm3時
営業開始半ばでさすがにエンジンも暖まり健やかな時間が...   
いややっぱさみぃっつーの すっげー疲れた

pm6時
営業終了 ふつーに疲れた。
夜になると更にさむい。そして闇の力も加わり

心底疲れた



と..スタートからラストまで永遠なる"疲労感"
それが個人的に思う冬の本性。
彼に立ち向かえる楽しい対策などありましたらドシドシとご意見お待ちしております。

先日来た後輩にそんな話をしていたら

"こーたさん!冬は楽しいですよ!なんてったってオシャレ!重ね着ですよ!これ先日買ったニットなんですけどこんな感じでパンツにタックインしてほにゃらら..."

l am a pen
(わたしはペンです)

と刺繍されたニットの着こなし方を楽しそうにプレゼンする彼を見ていたらなぜだろうか。自分の内側にある邪悪な部位を強く刺激されてしまい、彼を僕のイメージの中に招待し、そちらで激しく往復ビンタさせていただきました。 

(つーかお前いつからペンだったの?)

心の器までをも縮小させる(元来の自分の気質だろ)邪悪な季節、"冬" 皆様、長い戦いの幕開けです。
コーヒーでも飲みながらゆるく立ち向かって参りましょう。


年末と言うこともあり、今年最後のコーヒー豆の仕入れを行いました。
今回は特に美味しいモノをセレクト出来た気がしておりますのでどうぞお楽しみに。
それでは、さよなら。

2023年10月30日月曜日

読書にもスランプがある気がするんだ

こんにちは。10月ももはや終わり。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今年は穏やかな気候が続いていてとても心地の良い日々が続いておりますね。
優しく照りつける陽光に色づく木々の葉。
そこに秋の健やかな風が撫ぜていきます。

こんなシチュエーションに必要なのはやはり

(本)

読書の秋も相まってやはりこのアイテムが必須ではないでしょうか。
店舗前にあるスペースにチェアとテーブルをだしそこにドリップしたコーヒーを置きます。
そんな雰囲気を作り上げたならさあ読書開始です。



が…読めねえ。なんかしらんけど、活字、読めねえ。
気持ちを切り替えどなたかが寄贈してくださったコミックス "とってもラッキーマン" を掴み読んでみる。

ウソだろ。おもしろい。
とてもおもしろい!!!

切り替わったところでラッキーマンを一度置き、
久しぶりにこれだ!文豪ヘミングウェイの "老人と海" を掴み読み始める。



いやつまんねぇええ!!!
なにこれぇええ!!!カジキと戦ってるだけのじじぃの話しぃぃいいぃいい!!!

ダメだ切り替えよう。
とまた

"とってもラッキーマン"を掴み読む。



おもっしれぇえええええええええぇえぃいいい!!!!!!!

...........................................。



文学をなんとなーく愛していたはずのわたくし。
とってもラッキーマン以外なぜか面白いと感じられなくなってしまった今日この頃。
皆様、何かおすすめの小説等がございましたらお知らせください。



それでは皆様、良い日々を。

さよならー。

2023年9月16日土曜日

まいせるふ

真っ赤に染まったアホンダラ達が
なにげなく俯いてる
きっと恋に破れたんだね

Summer 唄えばいいのさ
カリブ海に浮かぶ神社みたいに

Summer 唄えばいいのさ
カリブ海に浮かぶ神社みたいに

作詞日 2002年 3月1日



中学校の卒業アルバムにご丁寧にも作詞日まで記され挟まれていた謎のメッセージ。

フフ、当時の同級生の誰かがスピッツにでも憧れて書いた、中二病特有の恥ずかしく可愛らしいポエムだ

やれやれ、一体誰のだよ

作詞のある用紙を裏返してみると



作詞 作曲 高橋 幸大





俺ぇぇえええぇええええ!!!??!!!???

え?俺ぇぇえええぇええええ!!!??!!!???



当時の僕は一体どんな情緒を抱えていたのだろうか。

"Summer 唄えばいいのさ"
は本当に死にたい。

"カリブ海に浮かぶ神社"ってなんなの?そんなもんないよね?
いや、本当に死にたい。

と、頭を抱えながら本日、

久々にライブをしてきます。

よって本日臨時休業とさせていただきます。
何卒ご理解の程宜しくお願いいたします。





さて、そろそろリハーサルの時間。

果たして僕はなれるのでしょうか?
"カリブ海に浮かぶ神社みたいに"





グッドバイ

2023年8月31日木曜日

冥界に電波はあるのか

こんにちは。
8月も終盤。夏がさよーならと、背中を見せ始めた今日この頃。

今年は本当に夏らしい夏もいいところで連日ひたすらに晴天、ひたすらに高温な日々が続きました。
僕は四季の中でも特別に夏が好きなので非常に好ましい日々ではあったのですが皆様お元気でしょうか。

今年は遂に、数年間毎日、TV、ラジオ、sns等、各種メディア媒体を牛耳っていたスーパーアイドル"コロナ"さん。そんなチープなムーブメントも影を潜め、各地でお祭りや海開き、ビアガーデン等々、各イベントもすっかりと復活し本当に楽しい活気のある夏となっている模様です。

そんな中、友人のA君が僕にとても不思議なお話を聞かせてくれました。

彼も例に漏れず、素敵な夏をEnjoyしていた様なのですがそこはやはり"夏"。
夏ならではの不思議な出来事をプレゼントされたようです。



うだるような灼熱の夕刻。
彼は仕事帰りの"キンキンのビール"これをどうしてもいち早くキメたくなり当日の仕事現場であるとある片田舎のスナックにお邪魔したそうです。

労働後のお酒は、外の異常な暑さも相まって天にも昇る美味しさ。
程よくお酒も回り空腹も収まった彼の身体はフワフワととても心地がよく、労働で張りつめていた筋肉も程よく弛緩していきます。
さて、そろそろ帰るか。と、夜風に当たりながら酔いを醒ましていると

ガチャッ 

先程まで彼がいたお店の隣のスナックの扉が開き、彼曰くこの世のものとは思えない美人が出現。
退勤後の様子で彼の目の前を通りすぎていったそうです。

お酒の力も味方していた彼は、これは天使がくれたチャンスなんや!(なぜか関西弁が脳内を駆け巡ったそうです)と強く思い、その美人に声をかける事に

"お姉さん 今帰りですか?"

"..."

当然の無視。

が、Aは諦めない

"お姉さん もう一杯だけ飲みたいんですけど付き合ってくれませんか!"

"..."

はい当然無視。

が、やはりA諦めない(諦めろよこえーよ)

"せめてLINEだけでも!教えてくださいー!"



"あまり返事は返せないかもしれないけど、LINEだけならいいですよ"

まさかの展開。
最後の夏の高校球児くらい諦めない男、友人A。ここにきてまさかの大どんでん返しを見せます。

ちなみに彼、遠い昔の今頃、僕に突然、
"俺、1週間チーズスフレしか食わないで過ごすから"
と、優しさの鬼、故・マザーテレサですら往復ビンタしてきそうな意味不明な発言をかまし、そしてなぜかやり遂げてしまった。そんな意味不明な男である(なぜそんな挑戦をしたのかは未だ不明)

LINEの交換を済ませた彼はハイなテンションと共に帰路につきました。

翌朝
早速LINEを送ろうと、スマートフォンを起動させるA。

む?むむ?

なぜだ?なぜか前日の美人のLINEが消失してしまっていたのである。が、そこは諦めない事には定評のある彼です(もはやストーカーだなこいつ)
再度連絡先を聞こうと再び片田舎のあのスナックへと繰り出します(いやストーカー過ぎるだろこいつ)

片田舎へ辿り着いた彼は即座にあの天使が降臨したスナックへ来店。店内を見渡すがそこにはあの天使が見当たらない。そこで彼はそこのオーナーらしきママさんに天使の特徴とLINE交換時に聞いていた名前を伝え天使の出勤の有無を訪ねると、そこのママさんからまさかの一言が。



"え?いないわよ。と言うかその子、本当に本人ならだけれど、4年程前だったかしら?事故で亡くなったのよ?"



………………………………………………………………………



諦めなければ幽霊とも連絡先を交換出来る事を証明してくれた友人A。

まだまだ暑さは続き夏の余韻は残されています。
ついつい諦めがはやく、その後くよくよしがちな男性諸君。
この夏の余韻を武器に、彼を見習い意中の相手に"しつこく"アタックしてみてはどうだろうか。



夏の終わり、皆様最後まで楽しんで過ごしましょう。

グッドバイ





追伸 
僕は絶対におすすめしません  
つーかA お前なにやってんの